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September 08, 2005

●笑顔の理由

今夜は会社の写真部の例会
そこでまたしても良い出会いがあった
YとA
もちろん年齢も近いのだが
初対面なはずなのに何故かとても親近感が沸いた
むしろ失礼な話だが、彼らは私などは足元にも及ばないほどの写真の知識を持っている
が、話をしていても、とても近いものを感じた
なぜだろうか?
理由は分からないが、それが出会いと言うものなのだろう
すぐに打ち解け、写真を通じて、腹を割った話になった
その会話をしていて、私はあるものに気が付いた

実は私はあまり人物写真は得意ではなかった
が、ある時突然人物写真、それも「笑顔」が撮りたくなった

私が撮って来た「笑顔の理由」
そのキーワードは、『写真は、人の心理を写す』だった


「だから、スランプになっても撮るんだよ
 気持ちが乗らなくても、撮るんだよ
 やめる必要なんて、どこにもない
 あとから絶対に見返すことの無い、惨めな過去でも良いではないか
 何を撮ってもいい
 そのときに撮ったものには、必ず自分の心理が写る
 その瞬間の自分は、自分だけにしか分からない瞬間なのだから
 撮ってやろうよ、そんな自分を写そうよ」


それは私が常々写真をやる友人に言ってきた言葉だった

私が笑顔を撮り始めたのは,実はここ最近のことである
それまでの私は、軽いnegative人間だったと思う
とある過去の事象を境に、明らかだ
それは、それからの自分が撮って来た写真を見れば、既に自明だ
常々言っていた『写真は、人の心理を写す』
これは、自分に対しての言葉だった
いやはや反面教師をやってきたようだ

すなわち、それまで撮りだめてきた何百枚ものネガであるが
今見ても、どうしても、その過去のとある事象以来
私の写真は、どこか悲しみがあると自ら感じていた

そして偶然にも、ごく最近のとある事象より、自分の写真の現状を把握することが出来た

5年前の、あのときから、変わっていない・・・

だからここ数年は、撮っても撮っても、撮りたい写真に出遭えず、悩んでいたのだ
だが、撮るだけは撮りつづけてきた
それは私生活においても、同じだと感じた
もがいて苦しんで、そして今やっと、私は自分を見つけた
遅いかもしれないけれど、やっと到達した、自分というものに


私生活に笑顔が無ければ、本当の笑顔など撮れないのだ


私が笑顔を撮りたい理由は
もちろん私が笑顔を欲しているからであり
同時に自分が笑顔であるからこそ
自分の納得いく笑顔が撮れているのである
そして、今後も笑顔でありつづける為に
笑顔で笑顔を撮り続けたい


過去の悲しみを知る人間が、自分を知り、再び立ち上がったとき
その抗力の反作用は、見事に揚力へと達するだろう

翼は、そのためについている
そして、私もまだ翼はシッカリ持っている


最近の私は何故か笑顔が多い
理由は、とある失恋からだ
だが、彼女が私に気付かせてくれた
笑う事を
忘れていた、笑顔の理由を
毎日を楽しく朗らかに生き、笑うという事を

さあ、新たなる不死鳥伝説が、いま始まる


** NIKON D70 + Lensbaby2.0 **

Posted by air at September 8, 2005 11:59 PM
Category : └ lensbaby2.0
コメント

『写真は、人の心理を写す』、
まさに私も常々言ってました。
写真は自分の心を映す鏡って。

でも、
写真がつまんないってことは、
極論自分もつまんないってことなんだよね!?
おー怖っ、頑張んなきゃ。

おやすみなさい。

Posted by YA☆GUCCI at September 10, 2005 12:09 AM

ど~も~YとAの、Yの方の
YA☆GUCCIさん

写真部例会、とてもイイ勉強になりました
ありがとうございました
また、宜しくお願いいたします

Posted by air at September 12, 2005 10:23 AM

Aのほうです。

「笑顔で笑顔を撮る」

相手の笑顔が欲しいなら、
やっぱり自分も笑顔でなくちゃ、ですね。

ううむ、私にはまだまだ難しいかな・・・

笑顔の相乗効果、素敵です☆

Posted by sanapyo at September 12, 2005 04:58 PM

Aのほうのsanapyoさん
カキコありがとうございます

笑顔は、笑顔で作られる
だからもっと笑顔を作りたい
そんな写真を作ります

今度みんなで撮影会&カメラ交換会しましょう
宜しくお願いいたしまする

Posted by air at September 14, 2005 11:05 AM
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