Myasthenia Gravisの最近のブログ記事
航空身体検査基準が、色々と緩和されているらしい。
現状の安定した寛解状態で大臣判定を適合できないか?
自分なりに考察してみた。
(1)MGの症状自体は、安定しており、問題ないハズ!
(2)ステロイド剤は、隔日2錠(10mg)で、前例もあり、問題ないハズ!
(3)タクロリムス免疫抑制剤は、毎日3mg内服だが、保険適用になったのが平成12年秋で、まだまだ航空身体検査には前例が無く、現状では困難が予想されるハズ!
また、問題も有る。
優れた航空身体検査医に会わないと、航空身体検査の大臣判定は、適合が難しい。
つまり、航空身体検査の前例を知っている事はモチロン、該当患者の経緯も既知であり、カルテ等の症状の経緯を証明するものを添付する事が必要。
おまけに、この大臣判定への書類作成は、恐らくボランティアだそうな。
すなわち、大臣判定を知らないと、難しい。
一枚一枚、途切れたギアを集めて、自分自身の夢を掴む為に、一歩一歩前進なのだ。
<所見>
ACH抗体値をみると、過去の極限値から比べると、現状はカナリ減っている状態
しかし最近は、0.1ポイントの減少のみなので、誤差の範囲内でもあり、減っていると言うよりは落ち着いているといった状況
ゼロ値になることはないだろう
運動機能の検査も問題なし
安定した寛解状態である
血圧 120/80で良好 下は70未満が更に望ましい
<助言>
毎日の継続した運動、特に筋肉トレーニングが必要である
これは老後に特に顕著に差が現れやすい
MGと運動との相乗効果は、ほとんど無い
心配せずに運動をすることを薦める
ただし、多少の増悪効果も個人差としてある可能性アリ
また心身効果も大きい
今後、運動しての効果や、症状の変化や効果等があれば、要報告
<方針>
とりあえずの目標である、ステロイド2錠(10mg)までの減量に成功
今後は、抗体値と相談して、ゆっくり減量する
<処方>
ステロイド:2錠(隔日)
タクロリムス:3錠
<次回予定>
採血