（「上手投げっ！」）

試用期間があけることを、この会社では「予選通過」と呼んでいる。
今日、予定通り？　いやいや困難の末？　見事予選通過を果たした。

思えば昨年の世界的な経済危機の先駆け的に、当時転職したばかりの会社は潰れた。その後の就職活動中、急激に景気は悪化し、日本経済の破綻を身をもって実感し、通ったハローワークの混雑も異例の状況だった。
それでも縁があって、偶然のタイミングもあり、この会社にやってきた。

今ではもう誇りを持って、この会社で航空の安全を、気象の観点からサポートしていこうと言う気持ちでいっぱいである。

その矢先にも、AF447のような航空気象をベースにした事故もおこっており、今後よりいっそうの研究が必要となったのは、むしろ私に与えられた責務であると認識している。

少なくとも、自分が知っているパイロットたちの命を助けたい。
少しでよい。航空界に恩返しが出来れば。
しいてはそれが世界的な航空安全に繋がると思っている。

航空安全　飛行安泰