ASPERATUS


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Technobahnが伝えたところによると、最近になり、比較的広大な面積を持つ平野部の上空に一面に雨雲のような雲が広がるという特異な気象現象が起きていることが判明。英気象学会ではこの雲に「Asperatus(アスペラトゥス)」(rough=「荒い」という意味)という分類名を付けて学術上、正式な雲の分類にしようとする動きがでてきているそうだ。

雲の分類に新種のものが加わるのは1953年以来、実に半世紀ぶりの出来事となる。

アスペラトゥスの観測は今のところ、アイオワやオーストラリアの草原(プレーン)地帯やグリーンランドの沿岸地帯など、非常に広大な面積を持つ平地部の上空に出現。上空一面を雨雲のような雲が覆い、ちょうど嵐の前触れのような状況となるが、その後もその状態が継続し、気象条件の悪化などは伴わないのが特徴。

なぜ、最近になってからこうした雲が観測されるようになったかははっきりしていないが、地球温暖化などの影響によりこれまでは生じてこなかったような気象現象が起きているのではないかと見られている。

Bid to classify cloud formation
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/somerset/8077787.stm


A new kind of cloud?
http://news.bbc.co.uk/today/hi/today/newsid_8076000/8076805.stm


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